「不動産投資を始めたいけど、何から勉強したら良いの？」とお悩みの方に向けて、今回は不動産投資の基本的な勉強法や、勉強のポイントについてご紹介しています。

また記事の後半では、不動産投資に必要な資格やスキルについても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

何からすれば良い？不動産投資の勉強法

不動産投資は、一体何から勉強し始めたら良いのでしょうか？

さまざまな選択肢がありますが、ここでは最も基本的な不動産投資を学ぶ方法について5つご紹介していきます。

不動産投資の勉強①：本で学ぶ

不動産投資の勉強方法として代表的なものは、本を活用することです。

本で勉強するメリットは、体系的な知識が習得できる点と、何度も読み返せる点が挙げられます。また、著者がその分野に長けている専門家であることが多く、複数の担当者によるチェックが入るため、情報の精度が高いという安心感もあります。

本を選ぶ時のポイントですが、学び始めの頃に専門用語が並ぶ難しい本を選ぶと挫折しやすいので、要点が簡単にまとめられていて、読み進めやすい本を選ぶと良いでしょう。加えて、知りたい情報が掲載されているかも必ずチェックするようにしてください。

不動産投資の勉強②：勉強会やセミナーに参加する

不動産投資はテキストだけで把握するのは難しいため、勉強会やセミナーに参加して学習を進めていくという方法もおすすめです。

知りたい情報が効率的に得られますし、リアルタイムな情報を入手することもできます。さらに、個別にシミュレーションが受けられたり、不動産投資仲間を作るきっかけにもなるでしょう。

ただし、目的を持たずにセミナーに参加するのは良くありません。勉強会やセミナーでの時間を有意義なものにするために、参加することでどのような情報が得たいのか、目的を明確にしておくべきです。

また、自社の物件やサービスを売ることが目的のセミナーや、自己資金不要で投資できるというセミナーへの参加はあまりお勧めしません。甘い文句に誘われず、「この分野の知識を深めたいから参加するんだ」という姿勢で臨むようにしましょう。

不動産投資の勉強③：インターネットで情報収集する

最近では、不動産投資に関するメディアや、個人のブログなどで、不動産投資に関するさまざまな情報を得ることが可能です。無料で気軽に利用できる点や、リアルな体験談が見られるのは大きなメリットだと言えるでしょう。

ただし、掲載されている情報の内容がすべて正しいかどうか保証ができないので、情報を選別する判断力を養う必要があります。

とは言え、実際の体験談やリアルな情報が得られるのは、誰でも気軽に発信できるインターネットの良さです。また、専門用語をその場でサッと検索するのにも役立つでしょう。

不動産投資の勉強④：塾やスクールに参加する

本やインターネット、単発のセミナーなどもどんどん活用していくべきですが、これらの情報は単発的なもので、包括的かつ深い知識を得るには限界があります。

そのため、不動産投資についてゼロから勉強していくには、塾やスクールで長期的に学習を進めていくのもお勧めです。

近年はオンラインで受講できる塾が多いので、学びたい塾が遠方にある場合でも気軽に参加できるのが嬉しいポイント。また、実際の物件や事例を見ながら学べる塾もあるため、より実践的なスキルが身に付きます。

ただし、不動産を「売る」ことが目的のセミナーは情報が偏りがちですので要注意です。不動産投資は、最悪の事態を想定してシミュレーションを立てていくことが大切ですので、リスクやデメリットについても隠さず教えてくれる塾を選ぶようにしましょう。

不動産投資の勉強で押さえるべきポイント

次に、不動産投資の勉強で押さえるべきポイントを5つご紹介していきます。

勉強のポイント①：不動産投資の基本を知る

不動産投資について勉強するポイント1つ目は、不動産投資の基本を知ることです。

不動産投資はきちんと基本を踏まえておけば、「誰でも・どこでも」勝つことができる堅実なビジネスです。ただし、前提として、努力しなくても楽して稼げるという考えでは失敗するリスクが高まります。

そのため、不動産投資の基本を知り、不動産投資とは何か？不動産投資によって何を実現したいのか？を明確化するようにしてください。その際、定量的な目標だけでなく、より詳細で、定性的な目的を決めることも大事です。

勉強のポイント②：物件の選び方を知る

不動産投資について勉強するポイント2つ目は、物件の選び方を知ることです。

不動産投資で勝つための条件を1つだけ挙げるとすれば、やはり物件の選別に尽きるでしょう。

物件を正しく選別し、適切なタイミングで購入できれば、不動産投資は成功したと言っても過言ではありません。それだけ、不動産投資において物件の選別は重要なのです。

そして物件選びのポイントは、その物件で収益が得られるかどうか見極めること。実際、収益も得られず、売却しても赤字になってしまう物件を保有している人は、一定数存在しているものです。長期シミュレーションによって、きちんと収益が得られる物件を見極められる知識とスキルを身に付けることが大切です。

勉強のポイント③：融資の組み方を知る

不動産投資について勉強するポイント3つ目は、融資の組み方を知ることです。

不動産投資は唯一、金融機関から融資を受ける事が可能な投資商品で、大多数のオーナーが不動産投資において融資を利用しています。融資を利用するメリットには、スタートが早く切れたり、レバレッジが効かせられるという点が挙げられます。

不動産投資における融資には、アパートローンやプロパーローンの2種類があり、また、通常の住宅ローンと違って個人の属性だけでなく物件の属性も審査されます。そのため、融資の流れや申し込みに必要な書類、物件属性、シミュレーションの立て方、金融機関との付き合い方、融資の仕組み、条件などについて、理解を深めていくことがポイントです。

勉強のポイント④：不動産経営の方法を知る

不動産投資について勉強するポイント4つ目は、不動産経営の方法を知ることです。

そもそも不動産経営とは、所有する不動産を第三者に賃貸し、入居者から家賃収入をもらう不動産貸付業を指します。つまり、単なる投資ではなく、「事業」であることを理解する必要があります。

不動産経営の方法には、オーナー自身が管理する自主管理や、管理業務の全てもしくは一部を委託する管理委託、不動産経営を完全に委託するサブリースがあります。それぞれメリット・デメリットがありますので、経営戦略に応じた方法を選ばなければなりません。

また、不動産投資は確定申告が必須です。たとえ経理業務を管理会社や税理士に依頼したとしても、最終的にはオーナーが判断する場面が多々あります。経理・税務・法的な要件・資産の評価などについて、最低限の知識は身に付けておくべきでしょう。

勉強のポイント⑤：出口戦略を知る

不動産投資について勉強するポイント5つ目は、出口戦略を知ることです。

不動産投資に限ったことではありませんが、投資商品には必ず入口と出口があります。不動産投資の出口戦略には、売却を前提とする戦略もあれば、持ち続けるという戦略もあるため、不動産投資の目的を明確化しておくことが非常に重要となります。

また、出口戦略について理解を深めるには、市場の動向や需要と供給の変化、金利の変動などについても、日頃から積極的に情報を収集する必要があるでしょう。

不動産投資に資格は必要？勉強すると役立つスキル

不動産投資をする上で必要な資格はありません。つまり、誰でもすぐに参入することが可能です。とは言え、習得しておいて損はない資格やスキルも存在します。資格勉強で得た専門知識は、不動産経営において強い武器となるでしょう。

ここでは、不動産・お金・経営の3つの知識を深めるために有用な資格やスキルをご紹介していきます。

不動産に関するスキル

不動産に関する勉強に役立つ資格は、宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・マンション管理士・管理業務主任者などです。

なかでも、宅地建物取引士と管理業務主任者は、不動産や不動産管理に関する幅広い知識が得られるでしょう。

お金に関するスキル

不動産投資は、大きな資金を投じる長期的な投資のため、より精度が高いシミュレーションを作ることが欠かせません。そのため、表計算ソフトの使い方を覚えたり、計数管理能力や暗算能力を高めていくと良いでしょう。

また、不動産経営では適切なキャッシュフローの管理と計画を行う必要があります。このあたりの知識を深めたい方は、簿記やファイナンシャルプランナー（FP）の資格取得を目指すのも良いかもしれません。

経営に関するスキル

不動産投資はビジネスとしての側面が強く、経営者的な資質を持つことでより効果的な投資判断や運営が可能となります。

そのため、統計学や経済学を勉強すると共に、学びと実践を繰り返して経営力を高めていくことも重要となります。

不動産投資の勉強で迷ったら……

今回は不動産投資を勉強する方法や、勉強時のポイント、必要なスキルや資格についてご紹介しました。

不動産投資の勉強範囲は非常に広いため、「何から手をつけるべきかわらかない」という時は、塾やスクールで基礎から勉強するのが効率的ですし、知識の偏りを防ぐことができます。

塾やスクール選びで迷った時は、その塾が主催する無料相談会や単発のセミナー、主催者が出版している書籍などを見て、比較してみると良いでしょう。

不動産投資を学ぶなら実践的なスキルが身に付く不動産経営塾

私たち「不動産経営塾」では、豊かな実績とノウハウをもとに、自身で不動産投資を見極めて成果を出すためのカリキュラムや実践の場をご用意。不動産経営のプロから実践的なスキルが学べるだけでなく、卒業後も弁護士・不動産鑑定士・行政書士・会社経営者など、各分野のスペシャリストが加入する「不動産経営研究会」で相互研鑽をすることができるのも特徴となっています。

• 不動産投資をこれから始めたいと考えている
• 勉強するだけではなく、実践の場が欲しい
• 物件は所有しているものの、ほとんど利益が出ていない
• 金融機関の融資で躓いている

…など、不動産投資にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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