「不動産投資って具体的に何？」「なぜ、不動産投資なのか？」と言った疑問を持つ、これから不動産投資を始めようと考えている方々へ向けた、ブログ講座です。是非、今後の投資活動にお役立て下さい。

明確な目標が不動産投資を成功に導く

自らの現状をきちんと確認した上で、不動産投資によって何を実現したいのか、その「目的」について考えてみましょう。

自分についてはもちろん、自分が置かれている位置を正確に把握していれば、無理のない範囲で目的を設定することができます。できることなら「〇年で〇億円の資産を築く」とか「年収〇万円を達成してセミリタイアする」といった定量的な目的だけではなく、より詳細で定性的な目的も決めることです。定量的のみの設定は不動産投資をマネーゲームとして見てしまうことと不動産投資の事業としての本質が見えなくなる恐れがあり危険です。

不動産投資はギャンブルではありません。「お金持ちになりたい」と考えるのは悪いことではありませんが、きちんと事業計画に沿った投資を実行しないと、シミュレーションが甘くなり、不動産業者の言いなりになってしまう可能性があります。
そうではなく、「自らが自らの資産を管理する」という意識を強く持ち、そのために正確なシミュレーションを構築する技術を得て、投資を実行するべきです。不動産投資で稼いでいる人は、総じて慎重であり、かつ計画的な人々なのです。

その点、守るべきものがある人は向いていると言えます。将来のことを考え、本業もきちんとこなしつつ、かつ不動産投資で資産運用する。その背景に守るべきものがあるとすれば、より慎重な判断ができるはずです。

知識と経験、人間力で勝負する

不動産投資で継続的に稼いでいくためには、自らの状況について把握した上で、不動産投資に参入するべきかを検討する必要があります。その上で、不動産についての知識を身につけつつ、シミュレーションを通じて経験値を高めていくことです。

また、営業力や交渉力を高めることも欠かせません。不動産投資は、株やFXのように一人で完結できる投資ではないからです。不動産業者との交渉はもちろん、金融機関や仲介会社、管理会社、あるいは税理士など、取引先はたくさんあります。
そのような人々と交渉し、あるいはパートナーとなる過程では、総合的な人間力が問われます。相手のメリットも考えて交渉できることや、数字をベースにした論理的な会話ができるなど、基礎から応用までさまざまなスキルが求められます。

もっとも、それらのスキルは不動産投資を実践しながら身につけていっても構いません。目的が明確になっており、その上で不動産投資が最適だと判断できたら、不動産投資を実践しながら学べることはたくさんあります。知識も経験も、あるいは人間力についても、きちんと努力する姿勢があれば実践しながら向上するはずです。あとは、どれだけ真剣に不動産投資に対して向き合えるかが大事です。

片手間という感覚で実践しても、得られるものは限定的でしょう。
そうではなく、本業もおろそかにせず、家庭もきちんと願みながら、不動産投資に対しても真摯に向き合うことが重要です。熟練のプロたちが稼いでいる市場であることを忘れることなく、主体的になって取り組むことから、勝機は生まれてくるのです。

自らの足で稼げない人には難しい

また、不動産投資は座学だけで勝てるものではありません。不動産業者と話したり、現場に足を運んだりして、情報収集を重ねる必要があります。その点、自らの足で稼ごうとする姿勢がない人には、チャンスが乏しい投資という性質があります。

たとえば、物件に関する情報の多くは現在インターネットから入手することが可能です。大手企業が運営する不動産情報サイトをはじめ、「楽待」や「健美家」など、不動産投資に特化したサイトを閲覧すれば、それだけで情報収集の基本を押さえられます。
ただし、これらはあくまでも基本情報でしかありません。実際に購入を検討する際には、販売する不動産業者から話を聞くことはもちろん、現物を確認したり、あるいは周辺環境を調査したりするなどの作業も必要です。そして、それらは実際に足を運ばなければできません。

もちろん、場合によっては現物を確認せずに購入を決定することもあります。しかし、それはあくまでもプロだからできることです。不動産投資をはじめたばかりの人はもちろん、初中級者はやはり現物を見ていないのであれば購入を控えてください。

大切なのは、そのようにきちんと手間と労力を投じ、自分の目で物件選びをするということです。そうした行動が経験値となり、相場観や判断力を養います。当然、座学ではえられないような知見も得られるはずです。内覧は収入の根拠及び支出の根拠を確認することができる最大のチャンスです。
加えて、「関係する業者の人々から、いろいろなことを教わる」というのもいい経験になります。ですから内覧時はいろんな協力してくれる方々にも来てもらってください。不動産業者からは物件の情報について、施工業者からは建物について、あるいは管理会社から管理について聞くなど、学べる場は実にたくさんあるのです。

不動産業者からは物件の情報について、施工業者からは建物について、あるいは管理会社から管理について聞くなど、学べる場は実にたくさんあるのです。

ポイント

1.不動産投資は1人で完結することはなく、多くのパートナーとの連携が不可欠。
2.不動産投資において大事なのは、「自分の足で稼ぐ」というスタンスである。

　次回は「タイプ別　不動産投資の王道パターン①　インカムゲイン」
　です。実際の利益を上げる仕組みについて解説していきます。
　お楽しみに！！

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